7.28.2012

[滞在54日目]ダンスの練習の様子

発表公演まで残り1週間!

全体の振り付けが終わったようです。あとは、細かいところやテクニカル的な問題を乗り越えれば、皆さまに見ていただける状態にまで仕上がりました。

パソコンに向かって必死に作業するサム

スタジオの黒板に書かれた構想メモ



7.23.2012

[滞在49日目]日本舞踊体験

京都芸術センターでは、毎年夏に行われるトラディショナル・シアター・トレーニング(T.T.T. =Traditional Theater Training )というプログラムがあります。

これは、普段なかなか学ぶ機会の少ない日本の伝統芸能を体験することの出来るプログラムで、受講者は最終日の成果公演へ向けて、約3週間みっちりと稽古を行います。

この日は特別にミアとサムも日本舞踊の練習に混ぜてもらいました。
正座やお辞儀の仕方から、浴衣の着付けや扇子の持ち方まで丁寧に教わりました。





3時間のお稽古を終えると、2人はぐったりと疲れた様子。
日本舞踊の動きは普段の動きや2人のダンスとは全く異なるものなので、真剣に踊れば相当なカロリーを消費しているはずです。
自分たちの公演が控えている中、日本舞踊に真剣に取り組む2人の姿からは、ダンスへの情熱(愛情?)のようなものを感じました。

7.15.2012

【A. I. R. Program 2012】 Mia Cabalfin and Rhosam Prudenciado Jr. "HOUSEWARMING"

ついに、お伝えすることが出来ます。

6月5日より京都芸術センターでレジデンスアーティストとして滞在しているミアとサム。
その2人が滞在中に制作したダンス作品の公演詳細です。


祇園祭の山鉾のひとつ、「船鉾」を保存している「船鉾町家」の一部を舞台としたダンス作品を発表します。



フィリピンと日本における新居祝いの慣習や儀礼を出発点としながら、両国の「家」や社会におけるジェンダーについても探究していきます。

*********
**************************************
Artist in Residence Program 2012
Mia Cabalfin and Rhosam Prudenciado Jr.
Dance Performance "HOUSEWARMING"

振付・演出・出演: ミア・カバルフィン 

             ロサム・プルデンシャド・Jr.
       音      楽    : 原 摩利彦 polar M

Choreography, Direction, Performance: Mia Cabalfin & Rhosam Prudenciado Jr.
Music: Marihiko Hara, polar M

日時:
2012年
8月3日(金)18:30 開演(集合18:20)
8月4日(土)18:30 開演(集合18:20)
8月5日(日)18:30 開演(集合18:20)

※演出上の都合により、開演時間までは会場にお入りいただくことができません。
集合時間にお集まりいただき、受付をお済ませいただいた上で開演まで会場外でお待ちいただきます。ご了承ください。
※町家内を巡回形式での公演ですので、お席をご用意できない場合がございます。また、大きなお荷物はなるべくご遠慮ください。

会場:
船鉾町家(京絞り 寺田)
京都市下京区新町通綾小路下る船鉾町391

料金:
1,000円(要予約)

予約:
京都芸術センターウェブサイトhttp://www.kac.or.jp/bi/1115より、もしくはTEL(075-213-1000)から。
※ウェブサイトからお申込みの場合は、お名前・人数・ご連絡先・ご来場予定日を明記してください。

定員:
各回20名限定


*********
****************************************

「サイトスペシフィックな場所で公演をしたい」と2人の強い希望と、船鉾町家の家主さんの温かいご協力があり、実現しました。
ぜひ2人の公演にお越しください!!

7.12.2012

[滞在38日目]祇園祭、船鉾見学

日本の三大祭りの一つ、祇園祭が始まります。

ミアとサムはセンターの周りに組み立てられた鉾に興味津々です。


2人のはしゃぎっぷりが伝わりますでしょうか。


レジデンス期間も半分を過ぎました。(!!)
そろそろ発表公演の構想、振り付けも固まりつつあるようなので、このブログでレポートしていきたいと思います。

7.06.2012

[滞在32日目]ヴィラ鴨川オープニングパーティー

続いて、去年オープンしたばかりのレジデント施設、「ヴィラ鴨川」へやってきました。

正式名称:ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川(Goethe-Institut Villa Kamogaw)
 『2010年夏まで、当館では、文化芸術関連の様々な催しやドイツ語コースが開催され、ドイツ文化センターとの通称で、日本の市民の方々に親しまれてきました。
2010年秋の改修工事を経て、当館は、ドイツの招聘アーティストと日本の芸術家の出会いの場である、アーティスト・イン・レジデンス(滞在型芸術創造空間)、『ゲーテ・インスティトゥート・ヴィラ鴨川』となりました。 (HPより抜粋http://www.goethe.de/ins/jp/kam/jaindex.htm)」

今回は、滞在アーティスト、ウェンス・ウルリッヒ氏(美術)の展覧会のオープニングと、同じく滞在アーティストのシュテファン・ゴルドマン氏(音楽)のライブ演奏に参加するため、みんなでやってきました。

演奏するステファン氏


来てまず驚いたのは、空間です。
去年改修されたという建物は、一階部分がすべてドイツブランドで揃えられており、綺麗でおしゃれな空間に仕上がっています。

二階も見せていただきましたが、そこはレジデンスアーティスト達のために、日本風に仕上げられた部屋と共同スペースがありました。(和風モダンな空間です。)

ヴィラ九条山もヴィラ鴨川もレジデンスの施設と言うだけあって、立派な居住スペースがありますね。アーティストじゃなくても滞在してみたい!と思いました。

ミアとサムはアーティスト達と意気投合したようで、先にはドイツへ帰ってしまうみんなから
「時が立つのは早い」、「見たいもの、やりたいことは後回しにするな」
と、短い日本滞在をいかに有意義に過ごすか、というアドバイスをもらっていました。

[滞在32日目]ヴィラ九条山見学

京都のレジデンス施設の一つ、ヴィラ九条山へ見学へ行きました。
ミアとサムと、スタッフ2名、そして、たまたま同時期に国際交流基金のレジデンスで日本に滞在していたアヴァ(ミア達と同じダンスカンパニー所属)も一緒です。

ヴィラ九条山は、フランス政府が運営するレジデンス施設です。
山の上に建物があり、眺望はとてもきれいなのだろう、と思われます。
(この日は残念ながら雨でした・・・)
大文字が見えるとおっしゃっていました。

コンクリート打ちっぱなしのモダンな建物で、静かで落ち着いた雰囲気を醸し出しています。
蛍光灯をあまりつけず、自然光で生活するのがフランス式だそうです。


@多目的スペース。
スタッフの話を真剣に聞くみんな。

常時6名から10名のアーティストが滞在しているそうで、この日は3名のフランス人アーティストと会うことが出来ました。

ヴィラ九条山は建物内に居住スペースがあり、ロフト付のフローリングの部屋があり、洗濯機もキッチンも各部屋に備えられており、籠って制作するタイプのアーティストにとっては最適な場所ではないでしょうか。
山を登ったところにあるので、移動の大変さはあると思いますが。。。


迎えのタクシーを待つ間、偶然フランスから来ていた日本人とも話が弾み、彼女の滞在するモンペリエで毎年開催される「montpellier danse モンペリエ・ダンス (フェスティバル)」の話などを聞かせてもらい、我々は次の目的地、ヴィラ鴨川へと向かいました。